いすゞのハイブリッド
横浜市交通局本牧営業所所属 3-1779(QQG-LV234L3)
屋根上にバッテリーがなく、ディーゼル車と同程度の車高に抑えられている。
2012年8月9日、いすゞ自動車から新たな大型路線バスが発売された。その名も「ERGA HYBRID」。
CHASSE以来14年振りのいすゞ製ハイブリッドバスの登場に業界は震撼した(と思われる)。
右側最高部にハイブリッドシステムを搭載することにより、ハイブリッド車の欠点だった車高の問題を解決。
トランスミッションはアメリカ・イートン社製のAMTにいすゞ独自のチューニングを施した物を採用。
モーターのみでの走行を可能にする、など日野自動車製ブルーリボンシティハイブリッドと様々な点で一線を画し、盟友日野自動車に真っ向勝負を挑んだ。
エアロスターエコハイブリッドが発売中止になって以来、2年ほど日野の独壇場となったハイブリッドバス市場。そこに突如として現れた対抗馬に各事業者は歓喜(したかもしれない)。阪急バスを皮切りに数々の事業者が導入。2015年1月には走行モードにローモードを追加し登坂性能を向上させる等の改良を行い、更にシェアを伸ばしていくと思われた矢先、日野自動車から新たな大型路線バスが発売された。
横浜市交通局浅間町営業所所属 3-1786(QQG-LV234L3)
その名も「ブルーリボンハイブリッド」。トランスミッションがAMTに変更。バッテリーの小型化により、ディーゼル車と同程度の車高になる。パワーラインの変更により、モーターでの発進が可能になる。とエルガハイブリッドの長所をことごとく潰しにきたこの車の登場により、ハイブリッドバス市場は再び日野の独壇場となった。
成田空港交通所属 521(QSG-HL2ANAP)
2018年、いすゞの大型路線バスラインナップにハイブリッド車が再び登場。しかしその姿は日野ブルーリボンハイブリッドと大差ない姿だった。
こうして日野といすゞ、Jointされた二社の戦いは幕を閉じた。
関東鉄道水戸営業所所属 2194MT/水戸200か2050(2SG-HL2ANBD)